<10月24日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

本家バイナンスの法定通貨建て取引開始へ

本家バイナンス(Binance.com)は、同取引所初となる法定通貨建ての取引ペアを発表しました。

対応する初の法定通貨は、アフリカの国【ナイジェリア】の法定通貨NGN(ナイジェリア・ナイラ)です

NGNでの最初の取引ペアは、BUSD/NGN、BNB/NGN、BTC/NGNとの3つで、日本時間24日21:30より取引が開始する予定。

そして、NGNの入金をサポートする第三者企業は、Flutterwaveという米決済プロバイダー企業となっています。

つい先日、CEOのCZ氏は本家バイナンスでも法定通貨建ての取引を提供すると明かし、ロシアの法定通貨ルーブルがその第1弾になることを示唆していました。結果的に、ナイジェリアの法定通貨ナイラが第1号となりました。

CZ氏は、多くの法定通貨に対応するとも言及、市場拡大に意欲を見せています。

参考CoinPost

米国版バイナンス、柴犬ロゴの仮想通貨DOGE(ドージコイン)を新規上場 計20銘柄に

「Binance US」は、仮想通貨DOGEの新規上場を発表しました。取引開始時間は、米PST時間10月24日の18:00(日本時間25日10:00〜)となります。

すでに該当通貨の入金は開始されており、出金は取引開始と共に機能を解放されます。

取引ペアは、DOGE/USD(米ドル建て)のみ。。

これまで上場リスト

Binance.USの上場通貨は、DOGEを含め、計20銘柄。

なおこれまでの上場フェーズは以下の順番となっています。

  • 9月18日:BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、USDT、BNB
  • 9月25日:ADA、BAT、ETC、XLM、ZRX
  • 10月10日:LINK、RVN
  • 10月15日:DASH
  • 10月17日:ALGO、ZEC
  • 10月23日:IOTA、BUSD
  • 10月25日:DOGE

参考CoinPost

リブラ公聴会:リブラはデジタル人民元に対抗し、米主導権を保持する

フェイスブック社が主導する仮想通貨リブラについて、米下院金融サービス委員会の公聴会が開かれ、6時間以上にも及ぶ質疑応答が行われました。

改めて規制準拠の姿勢を示したザッカーバーグ氏は、米国に反するプロジェクトではないとして、「フェイスブックは、米規制当局が認めるまで、世界のどこにおいてもリブラ発行に関与しない」と言及。発行期間の延期も視野に入れた発言をしてます。

また、公聴会の議論は、経済的・地政学的な視点から、アメリカと中国のライバル関係にも及び、両国の競争が激化する中で、リブラはアメリカを優位な位置に保つとザッカーバーグ氏は論じています。

中国人民銀行も、独自のデジタル通貨を発行する計画を進めていることは周知の事実ですが、リブラを規制することで、米国は遅れをとることになると指摘。

中国のデジタル通貨については、中国政府高官が「5年という歳月をかけて発行準備が完了している」と発表したほか、同国のデジタル人民元の設計デザインは「リブラに似ている」とも明かしています。

デジタル人民元の開発フェーズでは、中国人民銀行調査局の代表Wang Xin氏が、リブラの台頭によって、中国政府はこれまで進めていた仮想通貨のリサーチ段階から開発段階への移行が迫られていると言及。

リブラの通貨組成比率(準備通貨)では米ドルが50%を占めている(中国元はなし)ことで、米国経済と関わりが強くなるとして、ザッカーバーグ氏は、次のように述べました。

中国は、同じような構想を数カ月以内に実現するために、現在迅速に動いています。私たちアメリカは今日世界のリーダー的存在ですが、革新を取り入れていかなければ、この先もリーダーでいられるとは限りません。

リブラは主に米ドルで裏付けされます。私はリブラが、アメリカの財政的リーダーシップ、のみならず民主主義の価値観も世界に拡大していくと信じています。アメリカが革新を取り入れなければ、私たちの財政的リーダーシップも保証されません。

リブラ・プロジェクトが、台頭する中国の力に抵抗し、米国が世界の金融リーダーであり続けることを保証すると述べた格好となりました。

ザッカーバーグ氏は、パトリック・マクヘンリー議員の中国の技術的急成長に関する質問に答え、「今日、トップテクノロジー企業のうち10社のうち6社が中国から出てきており、私たちの価値観を共有していないことは確かです」とも述べた。

公聴会終了後、委員会委員長のマキシン・ウォーターズ氏は、台頭する中国を踏まえて「世界が求めるニーズを満たし、国際的競争力を持つために、私たちアメリカは充分な大きさと力、賢さをもっていると信じています。アメリカは進み続けなければいけません。」と締めくくっています。

デジタル人民元のもたらす潜在的脅威については、大手投資銀行RBC Capital Marketsのアナリストも、「アメリカの規制当局がリブラをしりぞけ、仮想通貨による革新を促進する規則を考案しなかった場合、中国のCBDC(中央銀行デジタル通貨Central Bank Digital Currency)は、新興国で事実上のグローバルデジタル通貨になるよう、戦略的に位置付けられる可能性がある。」と指摘しているところです。

参考CoinPost

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