<5月7日こよりが注目する仮想通貨ニュース>

dAppsのイーサリアム月間取引量が過去最大に

デジタル資産のキュレーションデータプラットフォームであるdiarによれば、分散型アプリケーション(dApps)におけるイーサリアムの取引量は先月、776,000ETH(150億円相当)となり、4ヶ月連続で続伸。昨年12月に記録したATH(過去最高記録)を更新したとのこと。

dAppsとは、Decentralized Applicationsの略で、従来のアプリケーションをオープンソースの「ブロックチェーンベース」で構築していく仕組みのことです。dAppsゲームであれば、入手したデジタルアセットの価値を高めて売買することも可能になります。

取引量の内訳では、主にForkDeltaなどの分散型取引所(DEX)とギャンブルアプリケーションの出来高が膨らんでいるとのこと。

Dapp.comの2018年Dappマーケットレポートでは、dAppsの市場規模は67億ドル(7400億円)に達し、iOS上で構築された65,000を超えるモバイルアプリの売上高は42億ドル(4600億円)に及んでいます。

その内、2018年第4四半期以降は、ブロックチェーンで公平性が証明されていることでキラーアプリとなった「ギャンブルアプリ」の台頭が目覚ましく、2018年の総取引量の約44%となったほか、総取引量の約40%を分散型取引所(DEX)が占めています。dapp.comの分析レポートでは、大手仮想通貨取引所での高額の上場手数料を避けるため、多くのトークンがDEXで取引されている現状もあると指摘。

ETHのdAppsゲーム市場は日本がリード

海外サイトdappradarを確認すると、ETH系のdAppsでは、日本発のブロックチェーンゲームである「マイクリプトヒーローズ」が直近1位となっています。

運営するdouble jump.tokyo株式会社は昨年11月30日、My Crypto Heroesのクラウドセールを開始、わずか1時間で360ETH(当時レートで500万円)の売上を記録。最終販売実績で、962.6ETH(1,000万円)という結果に。

こより
このままETHのdAppsゲーム市場は日本がリードしていってほしいですね!

参考CoinPost

ウィンクルボス兄弟の投資ファンド、過剰な天然ガスを仮想通貨マイニングに利用する企業に出資

起業家ウィンクルボス兄弟の投資ファンド、ウィンクルボスキャピタルは、ガスフレア削減(flare mitigation)企業クルーソー・エナジーシステムズ(CES)に出資。CESは、仮想通貨マイニングが可能なデータセンター建設を促進するために資金調達を行っていると、ブルームバーグが報じました

今回の資金調達は、ベイン・キャピタルベンチャーズとファウンダーズ・ファンドパスファインダーが主導。CESは、450万ドル(約4億9800万円)の資金調達に成功したとのこと。仮想通貨マイニングに使えるモバイルモジュラーデータセンター建設を推進することが目的だとしています。

プレスリリースによると、ガスフレア削減により過剰な天然ガス燃焼による環境への負荷を軽減するのが狙いであるほか、ガス田で天然ガスを電力に変換し、天然ガスの過剰供給問題の解決に寄与するとされています。

CESはガスフレア削減についてプレスリリースで以下のように概説しています。

「ガスフレア削減テクノロジーは、(中略)今日の北米のシェールガス産業で必要とされる大規模な天然ガス需要を賄うことができる。ブロックチェーンや人工知能(AI)など、エネルギー集約型コンピューティングを必要とする成長産業向けに、CESの技術は余剰エネルギーを利用している」

こより
天然ガスを仮想通貨マイニングに利用するとか、そんなこともできるんだね...

参考コインテレグラフ

ビットコインは何の役割も果たさぬ貝殻のよう」米著名投資家バフェット氏が再び批判

世界有数の投資家ウォーレン・バフェット氏が会長を務めるバークシャーハサウェイ社の年次株主総会にて、再び仮想通貨に対する厳しい見解を示しています。

(ビットコインは)ギャンブルのような仕掛けだ… 多くの詐欺行為と結びついている。どこに行ったかわからないものもあり、多くが失われている。 ビットコインは何も生み出していない。

米CNBCによると、バフェット氏は、自身が会長兼CEOを務める世界有数の投資持株会社、バークシャーハサウェイ社の年次株主総会に先立ち、記者団に対して仮想通貨に関する見方を語りました。

ビットコインは「ただ存在するだけで何もしない。貝殻のようなもので、私にとっては投資では無い」と述べたバフェット氏は、仮想通貨を自分の上着のボタンにたとえ、次のように表現しています。

例えば、このボタンを引きちぎったとしよう。私が持っているのは”小さなトークン”だとする。

あなたにこれを1,000ドルで提供しよう。そして、今日一日が終わるまでに2,000ドルという値段にできるかどうか試してみよう。でも、ボタンの使い道は一つで、とても限られた用途しかない。

さらに、5月4日に開催されたこの年次株主総会中にも、バークシャーハサウェイ社副会長で長年の投資パートナーであるチャーリー・マンガー氏とともに、ビットコインについて嘲るような発言を繰り返したと、米メディアBloomburgのブログ中継では次のように伝えています。

ビットコインへの投機は、ラスベガスでギャンブルに興じる人々を眺めていた時の気持ちを思い起こさせる。 どちらとも、負ける見込みが大きいのに投機を行う人間がいる世界において、自分ならお金を儲けることができることを、確信させてくれる。

バフェット氏のビットコイン批判は、今に始まったものではなく、ちょうど1年前の株主総会での毒のある発言は、大きく報道されました。

また、今年2月に行われた米CNBCのインタビューでも、ビットコインは、「妄想」であり、「固有の価値はない」とまで断言しています。

参考CoinPost

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